OTTO DIY V5 (三和電子JLF,JLXシリーズ)

今回は三和電子JLF,JLシリーズへのOTTO DIY V5  取り付け方法について記載したいと思います。
三和電子のJLF-TP-8YT、JLX-TPML-8YT、JLX-TP-8YTに対応しています。

※記事内にグリスの記載がありますが当時の内容であり、2024年現在グリスは不要です。

OTTO diy V5 セット内容

このような形で梱包されています、まず各パーツの解説をしていきます。

メインガイド2種類

  1. FD(四角形)
    FDガイドは、角の周りに丸みを帯びた領域があり、アクチュエータの上部を快適に座らせながら、斜め方向の入力を分かりやすくします。
  2. BFY(半円形)
    BFYガイドは、八角ガイド好む人向けです。これを代替手段として優秀です。八角ガイドより角の周りの丸みを帯びたを形状で、斜め入力を認識しつつ半円形の滑らかな入力感触を生み出します。

モジュラーボディ

ピボットコアを搭載するためのパーツです、金色M3ナットが埋め込まれています。
三和電子 TP-MA PCBまたはHORIマイクロスイッチPCBを取り付け可能にします。

ピボット&ピボットコア

  1. ピボット
    滑らかなテフロン製で、ピボットはV5ピボットコアの内側にあります。SanwaJLFまたはHoriHayabusaジョイスティックシャフトに対応し、それぞれのレバーの既存のピボットを置き換えます。
  2. ピボットコア
    滑らかなテフロン素材でできており、モジュラーボディに接続します。これは、V2コリアンスタイルのグロメットコアと交換可能です。

アクチュエーター&ネジ

  1. 12mm、12.5mm、13mm特大アクチュエーター
    アクチュエーターは各マイクロスイッチプランジャーを作動させるために使用され、12.5mmおよび13mmアクチュエーターはアクチュエーターとプランジャーの間の距離を短くし、作動を高速化するように設計されています。
  2. 2mm六角金色ネジ
    三和電子P-1プレートまたはHoriHayabusaプレートの取り付けに使用されていた既存のネジに置き換わるものです。ネジを取り付けるには、2mmの六角レンチが必要です。

アクチュエーターの見分け方は下記になります。

内側に穴がありますのでそちらを確認ください。

三和電子JLF-TP-8YTシリーズへのOTTO DIY V5 取り付け方法

 

JLF-TP-8YTシリーズジョイスティックを用意します。

シャフトカバー、ダストワッシャーを外します。

裏面から作業に入ります。

メインガイドGT-8Fを外します。

スイッチ基板TP-MAを外します。

EリングJLF-Eを外します。
Eリングの外し方は下記動画を参考にすると良いです、専用工具がベストですが、小さめのマイナスドライバーで外すこともできます。

 

アクチュエーターJLF-P-5を外します。

スプリングJLF-SPを外します。

スプリングストッパーJLF-P-6を外します。

ベースワッシャーJLF-MWを外します。

メインシャフトJL-S9Fを外します。

平鉄板JLF-P-1を取り外します、取り外しの際にボルト部分が接着剤でつけられてるのでヒートガンもしくはドライヤーで温めてから取り外すのがオススメです。
そのまま外そうとするとネジを舐めやすいので注意してください。

JLF-TP-8YTシリーズ分解後

ここまでで分解したパーツでOTTO DIY V5で左が使う部品、右が使わない部品となります。
OTTO DIY V5を組み立てていきます。

OTTO diy V5ピボット、ピボットコア、モジュラーボディ、ネジを用意します。
取り外した平鉄板JLF-P-1、ピボット周りにグリスを散布するためグリスも用意します。
今回用意したグリスは信越化学工業G501です、セイミツ工業さんのジョイスティックで利用されているのと、プラスチック潤滑用として利用されているためです。
三和電子さんのグリスは信越化学工業G-40Mです、こちらは高温潤滑用、一般用。密閉型ベアリングの潤滑に適したものになります、お好みで選択してください。
よくタミヤ製のミニ四駆、RCカー向けグリスを散布している方がいらっしゃいますが用途が異なる上、粘度的にもあまりオススメはできません。
2022年夏頃からピボットがグリス無しでも対応可能になりました。
ただし、手汗やホコリが付着しやすくなりますのでご注意ください。
レバーの動きが鈍くなったりした場合はピボットコアをよく清掃してください。

ピボットコアをモジュラーボディにはめ込み、ピボットコア部分にグリスを塗り、グリスを馴染ませます。
2022年夏頃からピボットがグリス無しでも対応可能になりました。
ただし、手汗やホコリが付着しやすくなりますのでご注意ください。
レバーの動きが鈍くなったりした場合はピボットコアをよく清掃してください。

ピボットをピボットコアにはめ込みます。

平鉄板JLF-P-1をはめ込みます。

2mm六角で金色ネジを止めます。

スプリングストッパーJLF-P-6の接触面にグリスを散布します。

スプリングストッパーJLF-P-6を設置します。

スプリングJLF-SPを用意し、12mm, 12.5mm, 13mmサイズのアクチュエーターを選びます。
このアクチュエーター選びが操作感覚に大きく影響します。
サイズが大きくなるほどクイックでピーキーな操作が可能になります。
テフロン素材の滑らかさをメインとするなら12mmを選択してください。

アクチュエーターが決まったら、EリングJLF-Eを止めます。

スイッチ基板TP-MA、FD(四角形)ガイド、BYD(半円形)ガイドを用意します。

 

スイッチ基板TP-MAをセットします。

FD(四角形)ガイド、BYD(半円形)ガイドの好みの方をセットします。
サンプル画像はBYD(半円形)ガイドです。

 

シャフトカバー、ダストワッシャーを取り付けます。

完成です、お疲れ様でした!
セッティングは好みとプレイするタイトルに合わせて変更してみてください。

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